医療福祉宣言

吉祥院病院医療・福祉宣言

2003年2月18日


1951年「命の平等」を切実に願う地域の人々と、医療で働く者が手を携えて、私たちはこの地に誕生しました。そして、半世紀、先人達と共に築いてきた「命の平等」が切り崩されている社会に今、私たちは直面しています。
「納得できる医療を受けたい」という患者さんの要求は高まっています。一方、医療が複雑化、高度化していく中で医療事故が増えています。それに対して、安全・安心な医療・介護を「受けたい」「提供したい」という声も高まっています。

このような状況のもとで、私たちは、「一般的な病気をきちんと診(み)る」「地域で安心して暮らせるようサポートする」医療機関をめざして、ここに宣言します。



  1. 私たちは、いつでも元気で、笑顔で接します。


  2. 患者さんの痛みや苦しみや、いろいろな思いに寄り添います。


  3. 「私が責任を持ちます」といえる対応を行います。


  4. プロ意識を持って、常に学び続けます。


  5. 豊富な知識と高い技能を持って、安全・安心な医療・介護の質の向上をめざします。


  6. お互いに自由に意見を交わし、各職種間の連携・協力を強め、患者さんの命を守ります。


  7. 職員一人一人が経営に参加する姿勢を持ち、全職員の努力によって経営改善にとりくみます。


  8. 患者さんの生活と命を守るため、地域の事業所、公的機関、諸団体との連携を大切にします。


  9. 友の会や地域の人々とともに、安心して住み続けられるまちづくりをすすめます。


  10. いつでも、どこでも、誰でも安心して医療・介護が受けられる社会、人権・命・平和が守られる社会をめざします。


  11. 地域に根ざした50年の歴史に学び、今後も地域の人々と共に歩む吉祥院病院であり続けます。